生後2週間ほどの新生児期の赤ちゃんを対象に撮影するニューボーンフォト。
可愛いポージングですやすや眠る赤ちゃんはなんとも愛くるしく、
あっという間に過ぎ去ってしまう貴重なこの時期を写真に収めたいと思うママは多いのではないでしょうか?
そんなニューボーンフォトの気になることの一つは料金。
ニューボーンフォト撮影の相場は2〜10万円と幅広く、お宮参りや七五三などのメモリアル撮影よりも少し割高に設定しているカメラマンが多いように見受けられます。
これから子育てをしていく皆さんにとって、料金が高くて躊躇してしまうお気持ちになられる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、価格だけを重視されるのも非常に危険なことでもあります。
本日は、赤ちゃんとご家族が安心して、そして、納得感をもって撮影の日を心待ちにしていただけるように、ニューボーンフォトの撮影の料金に反映されているポイントについて改めてご紹介させていただきます。
ニューボーンフォト撮影って?
ニューボーンフォトとは新生児期の赤ちゃんを対象とした写真のことで、一般的には可愛いポージングですやすや眠る赤ちゃんを撮影するPosed newborn photograhyを指します。
特に生後2週間以内の赤ちゃんは、胎内姿勢を記憶しており、子宮の中にいた時のようなまん丸な姿勢をつくると安心して眠りにつきます。この時期にしかできない、お腹の中の様子を再現した神秘的な姿を、アートのような美しい写真に残すことができるのが、Posed newborn photograhyの魅力です。
ニューボーンフォト撮影が高額になる理由
安心安全のための講習、撮影技術を学び続けている
ニューボーンフォトはとても特別な撮影ジャンルです。
私たちカメラマンもデリケートな新生児と産後間もないママをお預かりして、安心安全を最優先にしながら、一生の記念になるような美しい写真を残して差し上げなければならないという緊張感とプレッシャーと常に隣り合わせです。
やり方を間違えると非常に危険な撮影になりかねません。そのため、新生児の扱いをわかっていない人が撮影すると大事故になる可能性もあります。
私は助産師という国家資格を持っていますが、ニューボーンフォトが撮れるようになるまでも、また撮れるようになってからも、常にたくさんの講習会に参加し、勉強し続けています。
低価格=知識がないということではないですが、やはり常によりよいものを追求するためにアップデートをしている人にお願いすることは、安心の一つかなと感じます。
カメラやレンズなどの撮影機材・撮影グッズ
よりよい撮影のためにカメラやレンズなどの撮影機材は複数必要です。
こちらも定期的にメンテナンスをしたり、新しい機材を取り入れたりと、一度入手して終わりではなく、より良いものをお届けするための準備は欠かせません。
またスタジオにもよりますが、当社の場合、新生児専用のお衣裳・小物などの多くはヨーロッパを中心とした海外から輸入しており、高品質なものほどとても高額です。
せっかくの神秘的な世界観を壊さぬよう、またシンプルだからこそ、一つ一つアイテムの上質感も顕著に出てしまう場合もあります。
赤ちゃんに触れるおくるみなどのお洗濯や、物によってはクリーニングも必要です。
こまごましたメンテナンス費用も安全を守るための必要経費として換算されています。
機材やグッズなどはカメラマンやスタジオにより変わりますが、是非個々の求める雰囲気と写真の世界観、細かなアイテムにも注目し検討してみてください。
撮影後のレタッチ作業
カメラマンは撮影して終わりではなく、たくさんの撮影データの中から最もよく撮れているものを選別し、新生児特有の黄疸や湿疹、皮めくれなどを一つ一つ丁寧に修正して、幻想的なアート写真に仕上げるためのレタッチ(写真編集)という作業をします。
レタッチ作業と同じく、アルバムなどのプリント商品を作成するのにも、撮影に要する時間の何倍もの時間と集中力を要します。特に、等身大写真はミリ単位で写真の大き左を何度も調整する必要があり、まごころと手間暇をかけてお作りしております。
撮りっぱなしのデータをそのままお渡しするのではなく、プロとしての技術やクオリティへのこだわりが光る部分でもあります。
また、この時の色調整により、カメラマンの世界観がさらに反映されます。
単なる作業料だけではなく、そのクオリティとカメラマンのブランド力によっても、レタッチ価値は高く設定されていることが多いです。
予約日前後のスケジュール確保
当社では、妊娠16週以降からのご予約とさせていただいており、まずはご出産予定日の7日後前後で仮予約の日を決めていきます。
その後ご出産されたらLINEでご連絡をいただいて予約日を確定いたします。
ですが、出産は予定通りにはいかないことも多いです。
予定日前後にずれこむ可能性もあるため、スケジュールを確保するためには自分の予定を入れることも難しく、プライベートを犠牲にすることも多くあります。
何ヶ月か先のスケジュールの確保、確定日のスケジュール調整、キャンセルになってしまった際の機会損失の懸念等の理由から、撮影を続けていくためにはどうしても高額になってしまうのがニューボーンフォトなのです。
大切なのは個々の納得感
いかがでしたでしょうか。ニューボーンフォト撮影の価格には
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- ニューボーンフォトはとても繊細で、安全安心のための特別な知識や技術のアップデートが必須の撮影であること
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- 撮影当日だけでなく、前後に必要な作業や必要経費がかかってくること
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- 撮影時期も絞られていて、唯一ギリギリまでスケジュールが確約できない撮影でもあること
主にこのような背景が反映されています。
ですが、細かな内容はスタジオやカメラマンによってそれぞれです。
個々のこだわりや事情を踏まえた上で、カメラマンの世界観や安全への取り組み、撮影への姿勢やこだわりなど、じっくりと比較され、納得のいく選択ができることが一番だと思います。
決してお安いお値段ではないですが、その分出来上がるお写真の感動はひとしお。
子供の成長と共にその価値もどんどん高まっていくものだと思います。
Lotus babyphotoでは、今後もお客様にご料金以上の感動や価値をお届けできるよう、そしてニューボーンフォトの素晴らしさが今より多くの人に伝わるよう、
これからも心を込めて撮影をしていきます。